【ネタバレ】アベンジャーズ/エンドゲームを勢いだけで語る

マーベル社長のケヴィン・ファイギというおじさんがSNS全盛のこの時代に地球のみんなエンドゲームのネタバレはやめてくれよな!と言ってきたので仕方ない。

 

twitterでは公につぶやけないので、こうしてわざわざはてなブログ開設して、この想いぶちまけたいのだ。別に誰かに読んでほしいわけではないのだ。どこかにネタバレを思いっきり吐露したいだけなのだ。いや、でもやっぱり誰かに読んでほしいのだ。

 

アイアンマン1作目が公開されたのが2008年…。マーベルシネマユニバースという巨大な企画が動き出してから11年、物語はついにひとつの終焉を迎えることになった。全部で20…20何作だ。調べるのも数えるのもめんどくさいからやめとくけど大体それぐらいだ。とにかく全部観てるはずだ。

 

エンドゲームはそんな今まで熱心にMCUを楽しんできたファンへの御褒美だった。

 

予告編では前作インフィニティ・ウォーを生き残ったメンバーのみが登場してリベンジする内容に見えるわけだが、本編ではほぼ全ヒーロー。今までの作品に登場したほぼ全ヒーローが登場してアッセンブルするわけだから興奮するなという方が無理な話だ。

パッチンで消えたあいつらも帰ってくるよ!!

 

大筋の話はこうだ。サノスに敗北したアベンジャーズの生き残りたちはマーベル(キャロル)の協力を得てサノスへの報復を果たすが、インフィニティストーンはすでに破壊され失った人々を元に戻す方法は永久に失われたかに見えた。だが、5年後、量子世界を彷徨っていたアントマン(スコット)の帰還により起死回生最後のミッションを発案する。それは量子世界を利用したタイムトラベルによりインフィニティストーンを各時代からもう一度集めることだった。

 

要するに、タイムトラベルものだった。まあ、それはある種予想していた。ドクターストレンジにタイムストーンというものが登場した時点で。どうせドクターがタイムストーンで過去に戻ってなんとかするんやろと思っていた。実際にはドクターは消えたままだったが。

 

過去へ行くシーンは本当に前述のファンサービス的なところの最たるもので、過去作のあのシーンの裏で…みたいな感じがとてもよかった。クイルが歌いながらトカゲを蹴っ飛ばすガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー1作目のオープニングの場面にやってきたローディとネビュラが「あいつアホなの?」「ええ、アホよ」という会話してるのも最高だった。わたしは、ていうか多分わたしを含むGotGのファンたちはアホのクイルとゆかいな仲間たちが大好きなのだ。

 

ソーの過去編も良い。もう二度と出ないと勝手に思ってたナタリー・ポートマンをもう一度見ることができたし、お母さんと再会するところも泣ける。そんな泣きどころも今回はけっこうあったなと感じた。ピーターを無言でハグするトニーも良かったねぇ。

 

ソーいえばそういえばソーが完全にダメ人間になってて笑った。プロレスとヘビィメタルが趣味です、て感じのワイルドオタクのデブだった。スコットがタイムトラベルの実験過程で赤ちゃんになったりおじいさんになったりしてたアレを利用してソーがマッチョだった時代の肉体に戻してやればよかったのにね。まさかデブのままサノスとリターンマッチするとはな…しかも遜色なく強いって、オーディンソンある意味一番すげえよ。

 

ホークアイからローニンに改名したバートン(ニンジャスレイヤー)は片言の日本語でヤクザ真田広之と戦っててなんかおもしろかった。でもやっぱりローラから電話かかってくるところは泣いた。ナターシャとのやりとりも泣いた。

ナターシャとヴィジョンは帰ってこないんだよなぁ。アスガルドの民も帰ってこないんだよなぁ。悲しいなぁ。

 

サノス。前半のサノスは完全に隠居したおじいさんで、農家のおじいさんに寄ってたかってなんてことを~!という気持ちにさせられるのだから参った。サノスは自分の哲学を全うしただけなのだから、ある種の賢者のようで役目を終えたからもう死んでも悔いなしって感じで。実際ソーに首を刎ねられて。なんでしょうね?憎めないんだよね。

 

ガモーラとネビュラ。二人とも過去と未来で大きく立場や気持ちが変わったキャラクター。過去ガモーラが未来ガモーラのかわりに生き残ることになったけれど、クイルと愛し合った(我々が愛した)ガモーラとは別人なわけで、それがさみしい。GotGは来年?3作目が公開されると思ったけど、この辺りの関係性が新作でどう表現されるのか楽しみ。余談だけど、この間吹替版で観たガモーラ役の朴璐美さんて低めの声なんだけど、今回映画は字幕版で観たらオリジナルの女優さんの声けっこう高めではえ~本物はかわいい声しとんのやなってなった。

 

ていうかさ、キャロル・ダンヴァースだけで8割はなんとかなるよね?

やっぱりそうだよね?

キャロルは他のヒーローとの絡みが少なくてそこが少し残念だった。同じく初アベンジャーズのスコットはあんなにうざいくらい前に出てくるのに。

 

なんやかんやでインフィニティストーン集め終わって満を持してキャプテンの「アベンジャーズ!!!!!!!!…(アッセンブル小声)」めっちゃカタルシスすごい。11年…!この画が見たかったんだ!!

 

そういえばキャップはムジョルニアを完璧に振り回してたけどアレってソーしか使えないんじゃなかったっけ?ソーだけ「お前はやっぱり使えると思ってたぜ」ってドヤ顔してたけど…でググったらエイジ・オブ・ウルトロンのときに伏線あったで、って書いてあって完全に覚えていないわたしはウルトロンもう一回観よ…てなった。ムジョルニアとストームブレイカーの二刀流は…いいよね!

 

インフィニティ・ウォーでサノスに首しめられて死んだロキは「またまた!お得意の死んだふりでしょ、トリックスター?」って思ってたけど、結局最後まで帰ってこなかったなぁ、お前ほんとに死んでたのかよロキ。それがちょっと悲しくて家に帰ってからディズニーデラックスでラグナロクを見直してしまった。ラグナロク、前2作と全然作風違う陽気な映画でほんと好き。バトルロイヤルとかいうしょうもない邦題をつけたヤツをぶっとばしたい。

 

最後はトニーの死。キャプテンの老化。により、ああ、これでアベンジャーズのひとつの時代が完全に終わった…て気分になる。でも、続くのよね。とりあえずスパイダーマン。ファー・フロム・ホームはエンドゲーム後の話のようなので次の世代の新しいアベンジャーズの中心としてピーターの活躍が続いていくのかな?11年アベンジャーズシリーズを中心になって牽引したのはアイアンマンで、スパイダーマンはアイアンマンの遺志を継ぐ者だから。(サムもキャプテンを継いでたね)

 

この先の展開もまだまだ楽しめそう。

以上、まとまりもなにもない殴り書きの記録。

 

最高のエンタテインメントだった。

ありがとう、アベンジャーズ

 

ありがとう、クリス・エヴァンス、ロバート・ダウニーJr、そして、スタン・リー。